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「望ましい営農型太陽光発電」の社会実装にむけた政策提言の公表

2026年06月08日 お知らせ

 2026年4月、当会は再生可能エネルギー産業イニシアティブ内にて「営農型太陽光発電 社会実装推進コンソーシアム」を立ち上げました。営農型太陽光発電の健全な普及拡大を目指し、農業者に加えて農業機械メーカー・エネルギー・金融・流通・大学・研究機関・自治体等が協働し、地域ごとの最適解を導く“横断型プラットフォーム”として活動してまいります。このたび、コンソーシアム活動の一環として、「望ましい営農型太陽光発電」の社会実装に向けた提言をとりまとめました



~農地の価値を高め、食料安全保障とエネルギー安全保障を同時に強化するために~


1.はじめに

 営農型太陽光発電は、農地における農業生産を継続しながらその上部空間を活用して再生可能エネルギーを創出する仕組みであるが、これは単なる太陽光発電の一形態ではなく、農業経営の安定化と発展、農地の維持・再生、地域のエネルギー自給、農業・農村の脱炭素化、さらには食料安全保障とエネルギー安全保障を同時に高め得る、わが国にとって重要な政策手段である。
 令和8年4月15日に開催された「望ましい営農型太陽光発電に関する検討会」(以下、検討会)第6回会合において、営農型太陽光発電に関する制度見直しの内容が了承されたが、同検討会の議論は、不適切な案件への厳格な対応を求める一方で、営農と発電が真に両立し、地域活性化に資する取組については推進する方向性を示している。
 本提言は、この検討会における議論を踏まえ、営農型太陽光発電をめぐる制度見直しが、不適切な案件の排除に向けた単なる規制・規律強化にとどまらず、農業・農村・地域エネルギー政策を結ぶ前向きな社会実装の基盤となるよう、必要な政策措置を提案するものである。


提言1:「適正化」と「推進」を一体化した制度設計とすること

 営農型太陽光発電をめぐる制度見直しの目的は、不適切案件の排除に加え、農業との両立が図られ、地域活性化に資する望ましい取組を社会実装することに重点が置かれるべきである。そのため、国は「望ましい営農型太陽光発電」の基準を明確化するだけでなく、その基準を満たす案件を積極的に推進する制度を整備すべきである。望ましい案件について、①地域計画において10年後の農業を担う者として位置づけられている生産者とその生産者が営農する農地、②地域計画において10年後の農業を担う者として位置づけられている生産者が新たに営農する農地、③地域計画において10年以内に離農する可能性のある生産者とその生産者が営農する農地、④地域計画において10年以内に離農する可能性のある生産者が営農する農地とその農地で新規就農される生産者、の場合において、農地一時転用許可や設備整備計画認定の予見可能性を高めるとともに、自治体の離農対策・耕作放棄地対策・温対法・地域脱炭素計画等とも連動させるべきである。
 具体的には、「望ましい営農型太陽光発電」の基準を満たす設備で発電された電気を自治体関連施設で優先的に活用する等の施策を検討いただきたい。
 制度の姿勢としては、「悪いものを止める」だけではなく、「良いものを伸ばす」ことを明確に打ち出すべきであり、営農型太陽光発電を農村地域における再生可能エネルギーの中核的な実装モデルとして位置付けることが重要である。 


提言2:市町村による地域農業の特徴・特色を活かしやすい制度設計とすること

 営農型太陽光発電の技術は今後も進化していくことが見込まれ、可動式架台、垂直型設備、細型モジュール、透過型モジュール、ペロブスカイト太陽電池など、従来の遮光率のみでは適切に評価しにくい技術も登場している。市町村が作成する農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画でこうした技術革新を事前に想定した運用をすることは困難と考えられることから、対象圃場における単収8割要件と連動し、日射量シミュレーション等を踏まえた対象圃場における日射量減少率等の新たな指標を導入し、この考え方を国の基本方針の中で明確に位置付け、技術革新を阻害しない運用とすることが必要である。


提言3:対象作物を限定しすぎず、地域性と販売実態に基づき評価すること

 地域農業は多様であり、茶、果樹、露地野菜、施設園芸、飼料作物、花き、地域特産品など、地域の産業や雇用を支える作物は多岐にわたる。特定品目に偏った運用は、地域の創意工夫を損ない、営農型太陽光発電の可能性を狭めるおそれがある。
したがって、品目の可否は、品目名だけで機械的に判断するのではなく、地域での栽培実績、販売ルート、収益性、農業所得への寄与、地域農業政策との整合性、加工・貯蔵・流通との連携可能性を総合的に評価すべきである。
 特に、乾燥、冷蔵、冷凍、加工、灌水、加温、貯蔵などの電力需要を伴う作物・経営体については、営農型太陽光発電による電力供給と組み合わせることで、農業経営の安定化と脱炭素化を同時に進めることができる。
単に「何を栽培するか」ではなく、「その作物が地域農業と地域エネルギーにどのような価値をもたらすか」を評価することが必要である。
 遮光率や架台の最低地上高等の基準に関しても、果樹によっては、より高い遮光率の方が品質が向上するケースがあったり、架台を枝の支持に流用する場合は収穫等の作業時に人の手が届く高さが望ましいケースがあったりすることから、栽培作物の生育特性や実績に合わせて弾力的な運用設計をする必要がある。


提言4:農業者への利益還元を農業経営の強化につなげること

 発電事業から営農者への利益還元について、単なる地代や協力金に限定されるべきではない。重要なのは、その還元が農業経営の強化、地域農業の維持、農地の価値向上に結びつくことである。具体的には、発電収益の一部を、農業機械、灌水設備、乾燥調製施設、冷蔵・冷凍設備、ハウス、鳥獣害対策、草刈り、農道・水路維持、スマート農業機器、電動農機、地域の共同利用施設などに充てることなどが考えられる。
 また、農業用電力としての自家消費や低廉供給を、営農型太陽光発電事業からの利益還元の一形態として明確に評価すべきである。電気料金や燃料価格の上昇は、農業経営にとって大きなリスクである。営農型太陽光発電を通じて農業者がエネルギーコストを抑制できれば、農業経営の安定性は高まる。利益還元を「金銭の移転」だけでなく、「農業経営の強靭化」として捉えることが重要である。


提言5:農業の電化・脱炭素化・エネルギー自給を制度目的に明記すること

 営農型太陽光発電の社会的意義は、売電による収入拡大にとどまらない。農業分野では、乾燥調製、冷蔵・冷凍、灌水、畜舎管理、施設園芸、加工、物流など、さまざまな場面でエネルギーが必要である。昨今の国際的なエネルギー資源情勢を踏まえると、農業における電化の促進と再生可能エネルギーの利活用による自給率向上は急務である。
 したがって、営農型太陽光発電は、農業の電化・脱炭素化・エネルギー自給を支える政策手段として明確に位置付けるべきである。特に、農業機械の自動化、農業用ヒートポンプ、電動農機、灌水ポンプ、畜舎・園芸施設、ライスセンター、冷蔵・冷凍施設、加工施設などと組み合わせた案件、及び太陽光発電で生み出されるタイミングと消費されるタイミングのズレを解消するための蓄電池システムについては、重点的な支援対象とすべきであり、かかる技術開発への支援も必要である。
 食料安全保障とエネルギー安全保障を同時に強化する観点からも、農業用電力としての活用を制度上高く評価する必要がある。


提言6:市町村に過度な負担を集中させず、国・都道府県による伴走支援体制を整備すること

 新たな制度では、農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画の作成や設備整備計画の認定において、市町村の役割が重要になる。しかし、多くの市町村では、営農型太陽光発電に関する技術的知見、作物別の栽培影響、発電設備の構造、安全性、金融・撤去費用、電力契約、地域合意の進め方に関する専門人材が不足している。制度上、市町村の役割を重くするだけでは、地域によって審査の質やスピードに大きな差が生じてしまう。
 また、市町村において農山漁村再生可能エネルギー法に基づく基本計画が作成されなければ、地域の農業の特徴・特色を活かした営農型太陽光発電事業が出来ないことになるため、市町村による迅速な計画策定・整備も不可欠である。
 検討会議事概要でも、既に一時転用許可実績がある市町村については、基本計画策定が適切になされるよう国が促すべきこと、市町村が単独で基本計画を作る場合でも、有識者に意見照会する手続きを定めるべきことが示されている。
 したがって、国は全国共通の審査票、協議会運営マニュアル、遮光率・日射量の計算方法、地域計画における協議に際してのガイドラインやマニュアル、地域説明資料のひな形などを整備すべきである。併せて、都道府県単位で営農型太陽光発電の相談窓口または支援センターを設置し、市町村、農業委員会、農業者、事業者に対して技術的助言を行う体制を整えるべきである。


提言7:データベース化と実証研究を国の責務として位置付けること

 営農型太陽光発電の制度運用を高度化するには、データに基づく評価が必要である。検討会議事概要でも、将来的に様々な取組が出てくる中で、エビデンスが蓄積されるようデータベース化していくことが望ましいと指摘されている。
 国は、作物別、地域別、設備形式別の営農型太陽光発電データベースを整備すべきである。蓄積すべきデータには、日射量、設備形式、支柱間隔、最低地上高、作物、品種、収量、品質、販売額、農作業時間、機械作業性、発電量、電力利用形態、利益還元、地域合意、撤去費用、事故・災害情報なども広く含めていくべきである。
 また、都道府県の農業試験場、大学、農研機構、民間事業者による実証研究を広く支援し、稲・麦・大豆以外の地域作物、条件不利地での営農、可動式・垂直型・透過型・ペロブスカイト等の新技術、農業用電力としての自家消費モデルについて科学的知見を蓄積すべきである。
 このデータベースは単に行政組織や国立研究開発法人の内部で保有するのではなく、個人情報や営業秘密に配慮しつつ、農業委員会、市町村、研究機関、金融機関、事業者が活用できる形で公開・共有すべきである。こうしたデータに基づく制度運用こそが、営農型太陽光発電への社会的信頼を高める土台となる。


提言8:新たな制度の実施に向けた移行期間を十分に確保すること

 制度の見直しにあたっては、既存案件への対応も重要である。新たな基準を導入する場合、既に事業化に着手している事業について、その予見可能性を損なわない移行措置が必要である。検討会議事概要でも、制度移行に向けては事業者の予見可能性を考慮した移行期間の設定が必要であると指摘されている。
 営農型太陽光発電事業は、農業生産への配慮から農閑期の設備施工となるほか、協議の場などにおける話し合いも農繁期を避けることとなる。加えて、一時転用許可の取得は事業化の最終段階で行われるものであり、その前段では様々な協議・調整が重ねられることから、事業化の期間は野立ての太陽光発電などと比べて長期化する。
 さらに、今後は国の基本方針に加えて市町村の基本計画に沿った形での事業化が求められることから、発電事業を計画する側にはそれに適応する準備期間も必要となる。これらを踏まえ、最低でも農山漁村再生可能エネルギー法に関する省令改正から一時転用許可の要件化までは、最低でも2年以上の移行期間を確保するべきである。


おわりに

 営農型太陽光発電は、農地において農業と再生可能エネルギーのどちらかを選ぶものではない。農地の価値を高め、農地利用を拡大しながら農業経営を支え、地域に再生可能エネルギーを供給し、食料安全保障とエネルギー安全保障を同時に強化する仕組みである。不適切な案件の排除に加えて、農業者の所得向上、地域のエネルギー自給、遊休農地の再利用、農業の電化・脱炭素化に資する良質な案件については、積極的に推進する政策姿勢が必要である。
 本提言は、検討会議論を踏まえつつ、営農型太陽光発電を農業・農村・地域エネルギー政策の交差点に位置付けることを求めるものである。不適切案件を排除しつつ、望ましい取組を推進するという両輪を確かな制度として実装することにより、営農型太陽光発電は、これからの日本の農村の未来を拓く新しい基盤となり得る。



〇 プラチナ再生可能エネルギー産業イニシアティブに関する詳細情報はこちらから

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プラチナ再生可能エネルギー産業イニシアティブ フェーズ2を開始しました

2026年05月20日 お知らせ

 昨今のホルムズ海峡を巡る情勢の緊迫化は、化石燃料に依存する我が国の構造的な脆弱性を改めて浮き彫りにしました。こうしたリスクは一過性ではなく、化石燃料に大きく依存する日本の現状から脱却が必要です。
 本イニシアティブでは、「化石燃料依存からの脱却」、「日本のエネルギー資源の国産化」、「再生可能エネルギーの実装」を基本方針として2024年12月に始動以降、2026年3月までをフェーズ1と位置付けて活動してまいりました。
 2026年4月よりフェーズ2を始動いたしましたので、これまでの活動とフェーズ2の企画についてご報告いたします。
フェーズ2では参加団体との連携による実装の推進にも一層注力してまいりたく、まだ本イニシアティブにご参加されていない会員の皆様・未入会の皆様におかれましては、ぜひ参加をご検討いただけますよう、ご案内申し上げます。
 また、2026年3月より第1弾の社会実装活動として始動した「営農型太陽光発電社会実装推進コンソーシアム」の概要も掲載いたしますので、併せてご覧ください。
活動体制
専門的知見を有するステアリングコミッティでの検討のもと各分科会・参加団体と連携して検討を進めております。(詳細はこちら

 フェーズ1 実施概要 ~2026年3月 

フェーズ1の検討成果として、2026年2月に「2050エネルギービジョン」を策定・公表しました。

ビジョンの概要

・現状の総エネルギー需要(化石燃料燃料需要含む)は2,964TWhであるところ、2050年のエネルギー供給はすべて電力とし、電力需要を2,092TWh(現状から30%の省エネ)、その8割は再エネによる供給を想定 ※電力のみでなく全エネルギーを対象に検討
・エネルギー供給の国産化とそのリサイクルによる脱炭素化、国内産業の再構築、エネルギー安全保障、地方創生・地域共生の循環構築

フェーズ1実施概要・ビジョンの詳細は下記よりご確認ください
 ・フェーズ1実施概要
 ・ビジョン概要 ※会員の方はこちらからも全編ダウンロードページへアクセス可能です。
 ・ビジョン全編 
  ※様々なメディアでビジョンをご紹介いただいております

 フェーズ2 実施方針 2026年4月~ 

ビジョンのブラッシュアップ、ロードマップの作成、先導プロジェクトの推進に向けて検討を開始しています。

フェーズ2実施方針の詳細は下記をご確認ください
 ・フェーズ2実施方針(全体)
 ・各分科会の実施方針(需要分科会)
 ・各分科会の実施方針(供給分科会)
 ・各分科会の実施方針(需給安定化分科会)
 ・各分科会の実施方針(コンセンサス分科会)

社会実装活動 第1弾「営農型太陽光発電社会実装推進コンソーシアム」 2026年3月~
農業・農村振興を大前提に「再生可能エネルギー導入量の最大化」と「社会的受容性」の両立を目指します。
企画説明会動画はこちらからご覧いただけます。

<活動体制図>

 参加申込方法 

<会員の場合> ※既にご参加済みの団体で、フェーズ1に引き続きご参加いただける場合はお申込不要です。
申込フォームにアクセスいただき、所定欄をご記入の上ご送付ください。
・フォームにアクセスできない場合は、参加申込書をダウンロード、所定欄をご記入の上、事務局( energy-form@platinum-network.jp )までご送付ください。
・すでに再エネイニシアティブへご参加の方で、営農型太陽光発電社会実装推進コンソーシアムに追加でご参加希望の方は、恐れ入りますが再度お申込みフォーム・参加申込書にて「営農型太陽光コンソーシアム」を選択のうえご送付ください。

<非会員の場合>
入会希望申請フォーム(https://forms.gle/FZ1QxrPquk9yPTXy7)へご回答ください。
ご入会後は、上記<会員の場合>と同様にお申し込み下さい。

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プラチナ再生可能エネルギー産業イニシアティブ勉強会(第三弾)開催のご案内

2026年05月18日 お知らせ


「プラチナ再生可能エネルギー産業イニシアティブ」では、 広範にわたる再生可能エネルギー領域の重要課題や最新の技術動向・開発動向に関する知見・情報が必要です。そこで、2025年度は複数回の「勉強会」を開催し、ステアリング・コミッティ委員をはじめとする高度な専門性や豊富な経験を有する方々に、それぞれの得意な領域で話題提供いただきました。
おかげさまをもちまして、多数の関係者の皆様にご参加頂きました。

さて、この度営農型太陽光発電をメインテーマにした「勉強会第三弾」を開催いたします。
ぜひ、多くの方にご視聴いただきますよう、ご案内いたします。

<勉強会開催要領>

1.参加要件
ご参加いただけるのは「プラチナ再エネルギー産業イニシアティブ参加会員(企業/団体が会員の場合はその社員/職員)」の方限定となります。(参加会員か否かのご確認はこちら
申込みURLは各社・団体の窓口の方にお問い合わせください。
ご参加希望で、まだイニシアティブ参加申込みをされていない会員の方は、こちらより申込み手続きを実施した後、勉強会にご参加下さい。

2.開催スケジュール
下記に現状の予定を掲載しております。
ただし、講師の方のご都合によりスケジュールの変更が発生する場合があります。
また、新たなテーマでお願いができることもあります。
随時ご確認ください。

3.内容の共有につきまして
当日の資料は、講演者の同意がいただけた場合は後日、専用ページにてダウンロードできるよう設定いたします。
当日の内容について、動画発信、議事録共有の予定はございません。
ご興味がございましたら、貴社・貴団体内のどなたかにご参加をお願いするよう調整ください。

4.勉強会内容の対外発信について
ご登壇者には基本的に公開情報をベースにご講演いただくようにお願いしておりますが、何らか対外発信をするような場合は、適宜ご登壇者に発信の可否についてご確認ください。

ご不明な点等ございましたら下記までご連絡ください。

プラチナ再生可能エネルギー産業イニシアティブ
営農型太陽光発電社会実装コンソーシアム 事務局
平石、山部、野田、宮鍋
email:energy@platinum-network.jp

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5月25日(月)から第14回プラチナ大賞の募集を開始します!

2026年05月15日 募集

‐5月25日(月)より第14回プラチナ大賞の募集開始‐

プラチナ大賞は、イノベーションによる新産業の創出やアイデアあふれる方策などにより社会や地域の課題を解決し、「プラチナ社会」の姿を体現している、または体現しようとしている全国の自治体や企業などの取り組みを賞という形で称えるものです。
また、これらを「プラチナ社会」のモデルとして広く社会に発信することを通じて、「プラチナ社会」の実現に向けたビジョンや具体的なアクションの理解・浸透を図ることも目的とし、2013年から毎年1回開催しています。
おかげさまで、プラチナ大賞は今年で第14回を迎えることとなりました。

皆様からのご応募をお待ちしています。

【第14回プラチナ大賞 スケジュール】
 5月25日(月):募集開始
 7月17日(金):募集締切
 9月9日(水):一次審査会
 11月 5日(木):最終審査発表会・表彰式  会場:時事通信ホール(東京都中央区銀座5-15-8 時事通信ビル 2F)

第14回プラチナ大賞についてはこちらをご覧ください

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2026年度プラチナ未来人財育成塾の募集を開始しました!

2026年04月27日 募集

本年も次世代を担う学生の人財育成を目的とした「プラチナ未来人財育成塾」を開催するにあたり、参加していただく全国の中学生を募集いたします。詳細はチラシをご確認ください。

・開催形式: 対面形式の講義とグループワーク
・開催日程: 2026年8月4日(火)~7日(金)
・ 会   場: 東京大学本郷キャンパス 山上会館(東京都文京区本郷7-3-1)
・ 対  象 : 中学生
・参 加 費 : 20,000円/名 (会場までの交通費、宿泊費は参加者負担)
・応募方法: 下記フォームまたはQRコードより、必要事項を記入しご応募ください。
・募集期限: 2026年6月12日(金)まで

お申込みフォームはコチラ

未来人財育成塾について詳しくはコチラ

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財界(2026年2月11日号(1月28日発売))の連載記事「TM手帖」が掲載されました。

2026年04月08日 会長VOICE

財界の小宮山による連載記事「TM手帖」に「第13回プラチナ大賞」に関する記事が掲載され、
財界(2026年2月11日号(1月28日発売))のTM手帖では、第13回プラチナ大賞「大賞・経済産業大臣賞」を受賞した、駒ヶ根市の取組みが取り上げられました。

テーマ:『小さな繭が地域を紡ぐ―伝統産業から創薬生産へ 駒ヶ根カイコプロジェクト』

財界は、ビジネス書籍の独立系出版社「財界研究所」が出版する財界人(実業家)を取り上げる雑誌です。その中で小宮山会長が「TM手帖」という欄を執筆しており、毎回、当会会員事業を含む各地の先導的な取組みを紹介しています。

【出典】財界(2026年2月11日号(1月28日発売))

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「国内森林資源を活用した成長戦略型バイオエコノミーの推進」に関する提言の公表

2026年04月02日 お知らせ

 2022年、当会は「プラチナ森林産業イニシアティブ」を立ち上げ、2023 年に「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」を公表しました。その後、推進戦略や事業モデルの検討を進め、このたび、「国内森林資源を活用した成長戦略型バイオエコノミーの推進」に関する提言を取りまとめました。
本提言は、燃料・化成品分野における国内資源活用のあり方を示すとともに、脱炭素化、産業競争力強化、経済・エネルギー安全保障を同時に実現するための成長戦略として位置づけるものです。



国内森林資源を活用した成長戦略型バイオエコノミーの推進
~輸入原油・ナフサ依存から森林資源が拓く国産燃料・化成品の時代へ~

1.提言の背景・目的
 我が国の燃料・化成品は、依然として化石資源への依存度が高く、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、エネルギー・経済安全保障の観点から、抜本的な構造転換が求められています。
 ホルムズ海峡を巡る情勢の緊迫化は、輸入原油・ナフサに依存する我が国の脆弱性を改めて浮き彫りにしました。供給不安や価格高騰は、燃料のみならず化学製品などに広く波及し、日本経済の基盤そのものを揺るがしかねません。こうしたリスクは一過性のものではなく、今後も繰り返されることが強く懸念されます。
 こうした状況を踏まえ、輸入資源に依存し続ける構造からの脱却が強く求められています。再生可能エネルギーの導入拡大に加え、燃料・化成品原料の国産化、すなわちバイオマス資源やリサイクル資源の活用を進め、輸入に依存しない資源循環型の産業構造を構築することが不可欠です。とりわけ、わが国が豊富に有する森林資源を活用した国産燃料・化成品の供給体制を確立することは、海外情勢に左右されない持続可能な産業基盤を築くとともに、脱炭素・地域経済の活性化にも直結します。
 本提言では、森林資源のフル活用によるバイオエコノミーの構築を通じて、輸入原油・ナフサに依存しない国産燃料・化成品供給体制を確立し、日本の新たな成長産業の創出を図ります。

2.ビジョン:森林循環経済の実現
 本イニシアティブでは、2050年に「日本が輝く、森林循環経済」の実現を目指します。
 具体的には、「石油化学からリサイクル&バイオマス化学への転換」「木造都市の展開(9階建て以下の建築物の木質・木造化)」「森林・林業の革新(儲かる林業)」により、木質原料の安定供給を支える供給網の構築を進め、森林資源を核とした循環型産業の構築を進めます。
 また、森林資源のフル活用により、約1億t-CO₂の削減、約4.7兆円の直接経済効果が見込まれ、我が国の脱炭素と経済成長の両立に大きく貢献します。臨海型モデルから地域分散型モデルへ展開し、全国規模での事業化・産業化を図ります。 

3.現状と課題
 燃料・化成品分野では、以下のような政策・市場の状況にあります。
• 車両燃料:E10(2030年)、E20(2040年)導入に向けた検討
• 航空燃料:SAF導入に向けた義務化・支援制度の検討
• 船舶燃料:国際的なGHG削減戦略の検討
• 化成品:リサイクルは進展する一方、バイオ化学導入は限定的
 一方で、国産バイオ燃料はコストが高く市場が未形成、需要創出・環境価値評価の仕組みが未整備といった課題が存在します。

4.提言の基本的考え方
 本提言では、バイオマス活用を単なる環境対策ではなく、「脱炭素・産業競争力・経済安全保障を同時に実現する基盤戦略」と位置付けます。 そのためには、国内生産及び国産資源の活用を前提とした市場設計、需要創出と価格設計の両立、投資誘導を可能とする制度整備が不可欠です。

5.提言の骨子
 燃料および化成品分野において、国内製造・国産資源の活用を軸とした初期市場を創出し、バイオ産業基盤を確立することが不可欠です。そのためには、上記現行政策の確実な実行を前提に、国産品の利用枠を確保する制度設計を講じ、官民の投資を促進することが求められます。
 まずは、規模が大きくサプライチェーンが比較的単純な燃料分野から導入を進めることで、早期の市場形成とコスト低減を図り、2050年に向けて化成品分野へと利用拡大を図ることが重要です。
 具体的には、自動車分野におけるE10制度の整備を契機として、国産バイオエタノールの生産基盤の確立と、豊富に存在する国内バイオマス資源、特に森林資源の活用を着実に推進すべきです。国内生産品の流通を強固なものとすることで、国産原料の活用が進展し、国内循環経済の確立、ひいては国際競争力の高い産業の創出につながります。



 

 

〇 プラチナ森林産業イニシアティブに関する詳細情報はこちらから

〇 これまでの関連公表
「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」
「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」-ビジョン実現に向けた推進戦略とロードマップ-
「ビジョン2050 日本が輝く、森林循環経済」の実現-森林資源フル活用事業モデルプラン・推進方策と提言-