2021年プラチナ未来人財育成塾



2021 プラチナ未来人財育成塾@オンライン

開催日時:2021年8月10日(火)・11日(水)・12日(木)・13日(金)※全日程10:00~15:00

配信会場:株式会社三菱総合研究所 会議室(東京都千代田区永田町2-10-3)

参  加  者:中学生39名 大学生チューター14名(全国17都道府県から参加)

塾  長:菊池康紀 先生(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授 東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座 代表)

主  催:プラチナ構想ネットワーク

協  力:公益財団法人日本財団学生ボランティアセンター

●事前講義

7月27日(火)

18:00~19:00       「2050年の世界から自分を考えてみよう」          小宮山 宏 先生(プラチナ構想ネットワーク会⾧)

●プログラム

8月10日(火)

10:00~10:30 開講式

10:30~11:30 講義1 「多様な解を考え続ける力とは?」              菊池 康紀 先生

11:30~12:00 アイスブレイク

13:05~15:00 グループワーク

8月11日(水)

10:00~11:00 講義2 「2050年カーボンニュートラルへ向かう世界」         高村 ゆかり先生(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授)

11:00~12:00 講義3 「今の社会でおかしいと思うことをゴリラの目で考えてみよう」

                                        山極 壽一 先生(総合地球環境学研究所 所長 京都大学第26代総長)

13:05~14:05 講義4 「人工知能(AI)と私たちの社会」             江間 有沙 先生(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授)

14:05~15:00 グループワーク

8月12日(木)

10:00~11:00 講義5 「経済協力と日本の国際貢献」               平石 和昭 先生

                                       (株式会社三菱総合研究所 未来共創センター 主席研究部長

                                        プラチナ構想ネットワーク 事務局長)

11:00~12:00 講義6 「動き出す力」                       加藤 百合子 先生(株式会社エムスクエア・ラボ 代表取締役)

13:00~15:00 グループワーク

8月13日(金)

10:00~10:20 諸連絡

10:20~11:40 グループワーク・発表資料作成・発表練習

12:45~14:30 グループの発表

14:30~15:00 まとめと振返り

 

●実施状況

 2013年に開始した「プラチナ未来人財育成塾」は、2021年で9回目を迎え、本年の参加者39名を加えて延べ670名が当塾の卒業生となりました。2020年初に発生した新型コロナウイルス感染症は全世界に蔓延し、本年も教育・学習の環境は厳しいものでしたが、社会は少しずつwithコロナの体制にシフトしていきました。学びの場にオンラインツールが浸透し、参加者のリモートでの学習環境の拡充やITリテラシーの向上を肌で感じつつ、今後は対面とオンラインの両面から学びの場を構築できるようになると実感した年でした。

 4日間のプログラムでは「未来の社会と自分について考える」をテーマに、各分野を代表する講師の講義、および大学生チューターとのグループワークを通して、未来のあるべき社会像と、未来に生きる自分自身について真剣に考えました。今回は、参加者のIT機器の取扱スキルが向上したこともあり、講義は7月の事前学習を含め7件(対前年2件増)で、グループワークと合わせて活発な質疑応答や議論がなされました。

 事後の参加者アンケートでは、未来人財育成塾に参加して「成長を実感できた」との回答が9割近くに上りました。またオンラインという制約はありましたが半数以上の生徒さんは、意見交換を通じて「他の参加者には良い影響を与えることができた」と考えていました。さらに保護者の方からは「参加をきっかけに本人が自分の未来を語り始めた」「オンラインなので地方部の生徒も積極的に参加できたのが良かった」等の回答をいただきました。

 私たちは、オンラインでの学習とグループワークという新たな学びの場を獲得することができました。感染症の行方はまだ不透明な状況ですが、今のうちからwith/afterコロナの状況を想定しつつ、対面・オンラインのハイブリッド型も含め未来人財育成塾の開催について検討を行ってまいります。引続き、当未来人財育成塾につきまして、一層のご理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。