第14期プラチナ構想スクール


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全体概要

日 程:2021年9月~2022年2月
受講生:13名(岩手県、大崎市、取手市、埼玉県、行田市、春日部市、葛飾区、鎌倉市、小田原市、一宮市、香川県、菊池市、大分県)
総 括:今年度は全スクール生13名が修了しました。コロナ禍であったために、第1回講義からオンラインでの実施となり、なれないオンラインワークにも苦戦したことかと思います。対面で開催できた時にはオンライン以上に受講生同士の会話が弾んでいました。時代に合わせたオンラインの便利さもありつつも、対面の良さも実感できた構想スクールでした。

●第14期プラチナ構想スクール 第1回講義

 日程:2021年9月3日(金)、4日(土)

 会場:オンライン(ZOOM)

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2021年9月3日、全国から13名の自治体職員が集まり、14期目となる「プラチナ構想スクール」がスタートしました。第1回講義は、新型コロナウィルス感染症の状況を鑑みオンラインで実施しました。

1限目はプラチナ構想ネットワーク小宮山会長から、「プラチナ社会の実現に向けて-新ビジョン2050-」と題し、プラチナ構想の目指す社会とプラチナ社会実現に向けた方策についての講義を行いました。 2限目は日本郵政株式会社取締役兼代表執行役社長の増田寛也様から「リーダーシップとマネジメントが地域を変える」と題し、県知事や総務大臣を歴任されたご自身の経験も踏まえ、施策や自治体職員の心得、地方創生の課題についてご講義いただきました。 3限目は参議院議員(前埼玉県知事)の上田清司様から「地域づくりのための指標とマネジメントサイクル」と題し、指標を用いて地域の実態の見える化をし、首長自らのリーダーシップにより地域の変革を推進することの重要性についてご講義いただきました。 4限目は、株式会社三菱総合研究所の山田英二様より、「『わがまちのプラチナ構想』の検討のための地域分析等の進め方」と題し、地域情報の収集・分析、SWOT分析・ロジックツリー分析についてご講義いただき、グループワークを実施しました。オンラインによるグループワークについては受講生も慣れない動作に戸惑いつつも、熱心に受講されていました。 また、講義は、受講生の他、法人会員、ベンチャー会員など多くの方にオンラインで聴講いただきました。

【各講師による講義】

●第14期プラチナ構想スクール 第2回講義

 日程 2021年10月15日(金)、16日(土)

 会場 オンライン(Zoom)

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2021年10月15日、16日に第14期プラチナ構想スクール(第2回)を開催しました。 1日目は、東京大学未来ビジョン研究センター准教授 菊池康紀 様から「産学公の協創を活用した地域での取組」と題し、産学公の協創を活用した種子島の事例を基に、ご講義いただきました。 また、講義の後半では、「地域を識る」をテーマに、自地域において「現状」から「理想」に達するまでの「シナリオ」を描くうえで、必要な知識及び視点を習得するためのワークショップをオンラインで実施しました。 オンラインホワイトボード等を初めて使用する受講生が多い中でありましたが、グループに分かれて30年後、50年後のあるべき社会の実現のために、地域資源を誰とどのように活用すべきか等の意見交換しながら進めていただきました。 2日目は、NPO法人グラウンドワーク三島の専務理事・事務局長である渡辺豊博様から、市民・NPO・行政・企業がパートナーシップを組み、身近な環境改善を進めるグラウンドワーク活動についてご講義をいただきました。 例年であれば、静岡県三島市にてフィールドワークとして、グラウンドワーク三島が中心となり環境保全活動に取り組まれ水辺環境が蘇った源兵衛川を含めた市内をご案内いただいており、今回も現地に赴く予定で準備をしておりましたが、新型コロナウイルス感染症も見通しが立たない状況であったため、オンラインにより実施しました。

【各講師による講義】

【ワークショップ(オンライン)の様子等】

●第14期プラチナ構想スクール 第3回講義

 日程:2021年10月21日(木)

 会場:オンライン

※第3回は第9回プラチナ大賞を視聴する回です。

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2021年10月21日(木)に第14期プラチナ構想スクール(第3回)を開催しました。
第3回は、イイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催された「第9回プラチナ大賞最終審査発表会・表彰式」をオンラインで視聴しました。
先進的な取組発表を視聴することにより、新たな知識の蓄積のみならず、最終回の「わがまちプラチナ構想」の発表のヒントを得る機会となりました。

【第9回プラチナ大賞集合写真】

●第14期プラチナ構想スクール 第4回講義

 日程:2021年11月12日(金)、13日(土)

 会場:三菱総合研究所(東京都千代田区)

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2021年11月12日、13日に第14期プラチナ構想スクール(第4回)を開催しました。
1限目は、東京大学高齢社会総合研究機構 客員教授の秋山弘子様から「長寿社会の課題と可能性」と題し、長寿社会における個人・社会・産業それぞれの側面からの課題と可能性、求められる長寿社会のまちづくりについてご講義をいただきました。
2限目は株式会社みちのりホールディングス代表取締役グループCEOの松本順様から「公共交通における高齢者等支援活動」と題し、東日本を中心に展開を広げている公共交通活性化の具体的な事例を基にご講義いただきました。
3限目は北海道大学COI拠点長、(株)日立製作所シニアプロジェクトマネージャー の吉野正則様から「健康経営都市 岩見沢市とのチャレンジ」と題し、北海道大学COI拠点と北海道岩見沢市の少子化の課題解決に向けた母子の健康等の自治体だけに頼らない、新しい公共等についてご講義いただきました。
13日(土)は、弘前大学健康未来イノベーションセンター(医学研究科付属)副センター長・教授/COI副拠点長の村下公一様より、「弘前大COI:市民を巻き込むオープンイノベーション2.0への挑戦」と題し、弘前市岩木地区の住民を対象に産官学民連携で実施している岩木健康増進プロジェクトについてご講演いただき、その後、受講生は3つのグループに分かれ、①弘前大COI拠点の取り組みを分析、②自地域に置き換えて事業を立案するワークショップを実施しました。

今回、受講生は初めて対面での参加(一部オンライン参加)となりましたが、9月、10月に実施した講義では、オンラインワークショップ等を実施したこともあり、対面でのワークショップは大変段取り良く、進められていました

今回の講義も、受講生の他、法人会員、ベンチャー会員など多くの方にオンラインで聴講いただきました。

【各講師による講義】

【講義・ワークショップの様子】

●第14期プラチナ構想スクール 第5回講義

 日程:2021年12月10日(金)、11日(土)

 会場:三菱総合研究所(東京都千代田区)

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2021年12月10日、11日に第14期プラチナ構想スクール(第5回)を開催しました。
1限目は、TOUCH GROUP株式会社 代表取締役の原田静織様から「今を救い・次を担う観光とは!」と題し、観光における地域連携、コンテンツのブランディング等、今求められている産業観光の在り方、観光地を核とした地域活性化の好循環の創出についてご講義をいただきました。
2限目は信州大学教授、株式会社X-Scientia代表取締役の古山通久様から「脱炭素とグリーントランスフォーメーション」と題し、脱炭素に向けた社会の変化や水素に関する各国の動向、国内の事例等を基に、脱炭素で起こす地域のイノベーションについてご講義いただきました。 3限目は株式会社エムスクエア・ラボ代表取締役の加藤百合子様から「地域デザインのススメ」と題し、「やさいバス」や人財育成等自身が取り組まれている農業分野における具体的な事例を基に、地域のコミュニティと連携したデザイン的課題の解決についてご講義いただきました。

11日(土)は、株式会社三菱総合研究所参与の吉田直樹様より、「新産業は創れる! ―『新産業共創プロセス』『インタープレナー』そして、『リビングラボ』を駆動させる―」と題し、地域において新たな産業を創る方法論についてご講演いただき、その後、受講生は3つのグループに分かれ、①目的共創、②エコシステム仮説&施策構想のワークショップを実施しました。
1人ではできることも限られますが、地域の異なるメンバーと交流することで新たなアイディアも浮かぶ、人的ネットワークの形成が必要不可欠であると改めて認識したワークショップでした。

今回、全員揃って初めての対面講義となりました。
卒業論文の「わがまちのプラチナ構想」の作成に向けた進捗の確認等、意見交換もでき、修正点等、それぞれが目指す方向性も見えてきました。

【各講師による講義】

【講義・ワークショップの様子】

●第14期プラチナ構想スクール 第6回講義

 日程:2022年1月21日(金)、22日(土)

 会場:三菱総合研究所(東京都千代田区)、オンライン

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2022年1月21日、22日に第14期プラチナ構想スクール(第6回)を開催しました。
第6回講義は各地にまん延防止等重点措置が適用されたため、急遽、一部の受講生のみが会場参加、残りはオンラインでの参加となりました。

1限目は、株式会社三菱総合研究所 主席研究員の石井和様から「地域経営とリスクマネジメント」と題し、自治体を取り巻くリスクの構造や、気候変動や自然災害を見据えた地域経営とリスクマネジメントについてご講義をいただきました。
2限目は株式会社三菱総合研究所 主席研究員の村上文洋様から「自治体DXの進め方 ~脱皮できない蛇は死ぬ~」と題し、行政サービスのデジタル化について、その必要性から導入のポイントまで具体的な事例を基にご講義いただきました。
3限目は株式会社グラファー代表取締役CEOの石井 大地様から「加速する行政デジタル化と待ち受ける課題」と題し、行政手続きのデジタル化プロジェクトの推進に際し、全国での導入事例を基に重要なポイントやコツ、今後の展望等についてご講義いただきました。

22日(土)は、1日目の1限に続き、株式会社三菱総合研究所 主席研究員の石井和様より、「地域経営とリスクマネジメント」と題し、①気候変動を題材に政策へのリスクマネジメントの取入れ、②受講生が今気になるリスクを題材にリスク特定・リスクシナリオ作成のワークショップを実施しました。

第7回は卒業論文の「わがまちのプラチナ構想」の発表になります。

【各講師による講義】

【講義・ワークショップの様子】

●第14期プラチナ構想スクール 第7回

 日程:2022年2月25日(金)、26(土)

 会場:三菱総合研究所(東京都千代田区)、オンライン

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2月25日、26日に渡り、第7回講義(最終回)を行いました。最終回では、「わがまちのプラチナ構想」と題して、参加者が各地域の課題解決のために立案した政策を発表しました。
今年度は、農福連携や幼児教育といった今日的な課題から行政の組織論まで、多様な政策が立案されました。
好評いただいた講師の方々からは事業立案の改善につながるような厳しくも優しいアドバイスもいただきました。 第14期は新型コロナウイルスの影響もあり、対面での全員が集まった開催が1回のみとなりましたが、対面とオンラインとを組み合わせたハイブリッドにて実施し、本講義をもって修了しました。