プラチナ構想ネットワークとは

日本は、環境問題、急激に進む高齢化などの課題をいち早く経験する「課題先進国」ですが、我々はむしろ日本が再生・成長するためのチャンスと捉えるべきだと考えています。
今こそ、「課題先進国」の強みを活かし、他に先駆けて「課題解決」をして、新たな経済活動を創造し、技術力と文化的想像力で日本を再生することが求められているのです。
大事なことは、地域の持つ力で対応し、暮らしを良くしようとすることです。
そこに需要が生まれ、産業が起き、経済活動が活発になります。
そのようなきっかけを作る核となり、日本中にエコで、高齢者も参加でき、地域で人が育ち、雇用のある、快適なまちづくりを進めていく国民的運動が「プラチナ構想ネットワーク」です。
自治体、大学・研究機関、企業そして海外都市がネットワークで結びつくことで、これまで個々別々に行われてきたプロジェクトに、知識・情報、ものづくり・流通など多くの側面でスケールメリットと新たな価値の創造がもたらされます。
すでにプラチナ社会を実現していくための組織やプロジェクトがいくつか立ち上がっています。
2010 年8月に設立した当ネットワークではそうした取組と連携しつつ、本理念の実現に向けて啓発活動を展開していきます。

新たな国づくりへのビジョンと組織化
日本が目指すべきビジョン「プラチナ社会」
運動論としての「プラチナ構想ネットワーク」
プラチナ構想は、都市のネットワーク、大学・研究機関のネットワーク、海外の姉妹都市とのネットワーク、この3つのネットワークによって重層的に構成され、市民が主体となり自治体を場として、市民と産官学が連携して暮らしを良くしていこうという運動論としてあります。
その試みが個々の地域で別々に連携無しに行われるのでは大きな実は結びません。
有効なネットワークの必要条件としては、「目標と活動を構造化すること」「構造化された知識を共有すること」、構造化された知識を共有した「人のネットワークの存在」、そしてネットワークを動かすと「本気で決意した人の存在」が不可欠であり、これらを組織化するのが「プラチナ構想ネットワーク」です。
