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講演情報

会長 小宮山宏が「ローマ・クラブ」の国際会議に参加しました

当会会長の小宮山 宏が “Decoupling(切り離し)”をテーマにした「ローマ・クラブ」の国際会議〔期間:2014年8月27日~29日、場所:ハノーバー(ドイツ)〕に参加しました。

今回のテーマである“Decoupling (切り離し)”とは、天然資源利用や環境影響と経済成長との切り離しを意味しています。会議では、小宮山から「人工物の飽和」という世界的な現象を踏まえる議論が必要であると提唱したところ、非常に重要なインプットとして受け入れられました。

小宮山本人が書きましたレポートを是非ご一読ください。

「ローマ・クラブ」はスイスに本拠地を置く世界的な民間シンクタンクで、1970年に設立されました。世界各国の科学者・経済学者・経済人など多様な分野の学識者によって構成され、環境破壊や天然資源の枯渇化、貧困など人類が直面する脅威を回避する解決策の研究や啓蒙活動を続けています。今から40年以上前となる1972年に同会から発表されたレポート『成長の限界』はあまりにも有名です。

小宮山は世界に約100名いる「ローマ・クラブ」の正会員「Full Member」に2010年9月に就任しております。(「ローマ・クラブ」サイト内の小宮山紹介ページ

本年春に発刊された小宮山の著書“Beyond the Limits to Growth”に、同会のCo-Vice PresidentであるRoberto Peccei教授が共鳴し、エッセンスを是非披露して欲しいとの依頼を受け、今回の国際会議への参加となりました。

Beyond the Limits to Growth

“Beyond the Limits to Growth”(小宮山宏著,Springer)


「ローマ・クラブ」国際会議参加レポート

Decoupling Human Wellbeing from Natural Resource Use
Hannover, Conference 27-29 August 2014

プラチナ構想ネットワーク会長 小宮山 宏

40人ほどで2泊3日、ドイツ ハノーバーで朝から夜までハードな会合に参加してきました。経済成長と環境や資源問題を如何にして切り離せるのかという話。私は数年前に勧誘されて会員になりましたが、ディベートに参加するのは初めて。議長は、「ファクター4」などで各種の賞を受賞しているエルンスト・ワイツゼッカーとストックホルムのアンダース・ウィークマン。

2泊3日まじめにやると、英語のハンディもかなり克服され、中身で勝負できます。要はみんなが耳を傾けるようになります。成果は次の3点。

  1. 小宮山の言う、「人工物の飽和」と「重み平均値としてのファクター」が、総括討論で議長から今回の重要なインプットとされました。
     まず、これまで飽和の議論が欠落していること。自動車は2人で1台まで持つと飽和する。コンクリートの投入量は1人20トンほどで飽和する、これがあって始めて将来モデルが現実性を帯びるのです。今回発表の用意をする過程で、鉄が飽和に向かっている状況をデータで示すことができましたので、そのうち報告します。
     またもう1点。「ファクター4」は利便2倍効率2倍と言っているのですが、家やビルやセメントやさまざまなものを取り上げて、これはどうだ、あれはどうだと言っているのです。それではマクロなモデルに使うことができません。小宮山の「ビジョン2050」は、サービスや生産あたりの効率を「重み平均で3倍」にできると言っているのでマクロモデルに使えるのです。
  2. オットー・ウルリッチがデカップリング教育ゲームを作っているそうです。ゲームの上がりを「プラチナ社会」にしたいのでスライドをくれと言われたので差しあげることにします。
  3. サステイナビリティの条件として、環境・資源に加え雇用・格差など経済系が加わっているのは共感しました。エイジングを考えなければいけない、という小宮山の主張に他の参加者はついてこられないという感じでした。しかし、新規雇用の可能性の議論で、循環社会・ビッグデイタなどが挙げられましたが、「フロンティアはエイジングだ」という小宮山の具体例を示しつつの主張は一定の共感を得ました。

というような訳で、ローマ・クラブは遠からずプラチナになっていくと思います。実り多い会議でした。

その他

  1. オクスフォードが昨年出した、ICTで雇用が激減するというレポート、一覧表だけでも一見の価値があります。The Future of Employment: How Susceptible are Jobs to Computerization, Carl Benedikt Frey and Michael A. Osborne, September 2013
  2. キャピタリズムの行方が、ほぼ共通した関心事だったこと。
  3. 小西龍治氏の準備過程での貴重なインプットに感謝します。

以上

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